Macから消えてしまったファイルを復元するには？

目次

ここでは、以下の場合の対処に対応しています。

1. iCloudからファイルを復元する

2. Finderで隠しファイルを表示する

3. ターミナルで隠しファイルを表示する

4. スタックからファイルにアクセスする

5. Time Machineからファイルを復元する

6. Mac用のデータ復元ソフトから復元する

突然、デスクトップやダウンロードフォルダ、Macintosh HD、ゴミ箱などからファイルが消えてしまったら驚いてしまうかもしれません。もし、MacのSSDやハードドライブ、外部ディスクなどにファイルが表示されなくなってしまった場合でも、慌てる必要はありません。ファイルがなくなってしまったと決まったわけではありません。Macの設定を少し変えたり、Time Machineを使ったり、データ復元ソフトを使ったりするだけで復元することができます。しかし、その前にファイルが表示されなくなってしまった理由を知る必要があります。

Macのデータが消えてしまう理由

iCloud Driveの同期設定が正しくない：iCloud Driveの設定をするとき、デスクトップと書類のデータを同期する設定を選択した場合、デスクトップと書類はiCloud Driveに保存・同期され、Macからは削除されます。

Macintosh HD内の隠しファイルになっている：ときどき、間違った設定により重要なファイルが隠しファイルになってしまっている場合があります。しかし、Macにはまだデータは残っています。

非表示になったデスクトップ上のファイル：最近のバージョンのmacOSではスタック機能によってファイルをグループとしてまとめる機能があります。この機能はファイルを非表示にするだけで、デスクトップ上にはまだデータは残っています。

間違えてファイルを消してしまった：ファイルが消えてしまう最大の理由が間違えて消してしまうことです。これは、一度にたくさんのファイルをまとめて消すためにファイルを選択後、Option＋Command＋Deleteキーを押して消した場合によく起こります。またゴミ箱の中身を確認せずに空にした場合や突然の停電により保存していないファイルが消えてしまった場合にも当てはまります。

Macのファイルが消えてしまう原因がわかったら、以下の解決策を試して、ファイルを再び表示できるようにしましょう。

1. iCloudからファイルを復元する

macOSでは、iCloud Driveにファイルやフォルダを保存することができます。iCloudを使用している場合、そこに保存された書類は、すべてのApple製品やiCloud.comからアクセスすることができます。 デスクトップ上のファイルやフォルダをiCloud Driveに保存していて、それらのファイルやフォルダがデスクトップから消えてしまった場合は、FinderのサイドバーにあるiCloudに移動します。

ICloudの同期設定を正しく直すには、以下の手順に従ってください。

1. Appleメニューを開く＞システム環境設定＞iCloudを選択後、オプションをクリックします。
2. “デスクトップ”フォルダと“書類”フォルダのチェックを外します。その後、完了をクリックします。

2. Finderで隠しファイルを表示する

macOSのFinderはファイルを整理するのに便利です。 しかし必要なファイルやフォルダ、書類が見つからない場合、Command + Shift + ピリオドキーを押すことで隠しファイルを表示させることができます。また、Finderの環境設定に正しくない設定がないかを確認してください。手順は次の通りです。

1. macOSでFinderを開きます。
2. 環境設定をクリックします
3. サイドバータブを選択し、書類にチェックを入れます。

3. ターミナルで隠しファイルを表示する

ターミナルアプリを使って、Macの隠しファイルを表示することができます。手順は次の通りです。

1. Finder＞アプリケーション＞ユーティリティからターミナルを開きます。
2. ターミナルでdefaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles YESと入力し、Returnを押します。
3. Optionキーを押しながらDockにあるFinderアイコンを右クリックし、再度開くを選択します。

4. スタックからファイルにアクセスする

macOSのスタック機能は、デスクトップ上のファイルを自動的に整理してくれるので、デスクトップが散らかりません。この機能を使っていると、ファイルが勝手に移動しているように見えるかもしれませんが、実際にはmacOSがファイルをグループにまとめているだけです。次の方法で、グループにまとめられているフォルダを探し、ファイルを見つけることができます。

1. デスクトップ上部の表示を選び、スタックを使用にチェックを入れます。
2. スタックのグループ分けをクリックし、ファイルがどのようにグループにまとめられているかを確認します。
3. 見つからないファイルを探し、希望の場所に移動させます。

5. Time Machineからファイルを復元する

Time Machineのバックアップドライブにバックアップを作成するように設定して、Macintosh HDの最新のバックアップが利用できる場合、バックアップと復元アプリから、消えたファイルをバックアップドライブから復元することができます。手順は次の通りです。

1. Time MachineバックアップドライブがMacに接続されていることを確認します。
2. メニューバーからTime MachineのアイコンをクリックしTime Machineに入るをクリックします
   上下の矢印またはタイムラインを使って、消えたファイルを探します。
3. ファイルを選択して、復元をクリックします。するとファイルが元の場所に復元されます。

6. Mac用のデータ復元ソフトから復元する

上記の方法全てを試しても、消えたファイルを復元することができなかった場合は、Mac用の専門的なデータ復元ソフトを使用することで復元できる場合があります。消えたファイル、ボリューム、その他の論理的なデータ損失の状況において、消えたデータを復元するためのDIY専門ソフトウェアであるStellar Data Recoveryの無料デモをお試しいただけます。手順は以下の通りです。

1. 選ぶ：ソフトを起動して、復元するものを選択する画面から、消えてしまったファイルの種類を選択します。その後、次へをクリックします。復元するディスクの選択画面で、ストレージドライブを選択します。

2. スキャンする：ディープスキャンをオンにして、詳細なスキャンをします。スキャンをクリックすると、スキャンが開始されます。スキャンが終了したら、スキャンしたファイルをプレビューして内容を確認します。

3. 復元する：消えてしまったファイルを全て選択して、復元をクリックします。保存先を指定して保存をクリックします。復元が終わったら、保存先に移動し、復元したファイルを確認します。

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